【洋楽&邦楽】必見!カッティングギターの名曲16選【ファンク・ロック・ポップ】

コラム

 

ギターのカッティングは、音楽のリズムを支える重要な技術であり、楽曲のグルーヴ感やエネルギーを引き出す役割を果たします。ファンクやディスコ、ロックからポップスまで、あらゆるジャンルで活躍するカッティングギター。本記事では、音楽史に刻まれた16の名曲を通じて、カッティングの進化とその魅力を探ります。各曲の特徴やギターの役割を丁寧に解説しますので、ぜひ最後までお読みください!


1. 1969年 The Jackson 5 – “I Want You Back”

モータウンレーベルからデビューしたジャクソン5の代表曲で、爽やかでキャッチーなメロディとリズムが特徴。この曲のカッティングギターは、楽曲全体の明るい雰囲気を支えながら、聴き手の心を軽やかに揺さぶります。ギタープレイ自体は一見シンプルですが、右手の動きとリズム感を正確に保つ必要があり、初心者にも練習素材として最適です。また、曲のアンサンブルの中で、ギターが他の楽器とどのように調和するかを学ぶのにも適した楽曲です。


2. 1973年 The Doobie Brothers – “Long Train Runnin'”

アコースティックギターで奏でられる軽快なカッティングリフがこの曲の代名詞です。楽曲の冒頭から繰り広げられるギターリフは、シンプルながらも高度な技術を要求します。特に、ミュートを活用したプレイや左手のコードチェンジがスムーズに行えるかが鍵となります。この曲を練習することで、ギタリストはミュートとカッティングのバランスを学ぶことができ、アコースティックギターでも豊かなグルーヴを生み出せることを実感できるでしょう。

3. 1970年 James Brown – “Sex Machine”

「ファンクの父」と称されるジェームス・ブラウンが生み出した、ファンクの基礎とも言える一曲。この曲では、ギターはワンコードのシンプルなフレーズを繰り返しますが、その背後に隠されたリズム感の奥深さは計り知れません。ギターのカッティングが作り出すリズムは、曲全体の生命線とも言え、特に右手の細かい動きやグルーヴの感覚が重要です。ライブ演奏では、このカッティングが観客を熱狂させ、ダンスフロアを盛り上げる役割を担っています。


4. 1978年 CHIC – “Le Freak”

ナイル・ロジャースによるギターカッティングが、ディスコファンクの象徴的なサウンドを生み出した一曲です。「カッティングの神様」とも呼ばれるナイルのプレイスタイルは、絶妙なミュートとリズム感が特徴。この曲では、右手の細かい動きと音を止めるタイミングのセンスが求められます。また、楽曲全体を支えるギターが他の楽器やボーカルとどのように融合しているかも注目ポイントです。この曲のプレイをマスターすることで、カッティングギターの醍醐味を存分に味わえます。


5. 1980年 Queen – “Another One Bites the Dust”

クイーンの楽曲の中でも特に有名なベースラインが目立つこの曲ですが、実はギターのカッティングが重要な役割を果たしています。ジョン・ディーコンのベースラインに合わせて、ギターが控えめにリズムを刻み、曲全体に深みを与えています。シンプルなフレーズですが、演奏者のダイナミクスコントロールやタイミングの精度が求められるため、ギタープレイの基礎練習としても最適です。


6. 1985年 BOØWY – “BAD FEELING”

日本のロック界に多大な影響を与えたBOØWYの名曲で、布袋寅泰のギタープレイが光ります。特徴的なシャープなカッティングは、曲全体に鋭さとエッジを加えており、独特の緊張感を生み出しています。特に高音域でのカッティングや独特なリズムパターンは、聴き手の耳を引き付けると同時に、ギタリストにとって挑戦的なプレイとなっています。


7. 1992年 Rage Against the Machine – “Killing in the Name”

この曲では、トム・モレロがカッティングギターの新たな可能性を示しました。力強いミュートとアグレッシブな右手のストロークが特徴で、楽曲全体に攻撃的なエネルギーを与えています。また、シンプルなコード進行に込められた圧倒的なグルーヴは、バンド全体の強烈なサウンドと調和しています。この曲を通じて、カッティングがラウドロックやヘヴィメタルにも適用できることが証明されています。

8. 1996年 thee michelle gun elephant – “世界の終わり”

日本のロックシーンにおいて、熱狂的なファンを生み出したthee michelle gun elephant。この曲では、エッジの効いたギターのカッティングが曲の荒々しさと疾走感を際立たせています。特に、高速なテンポの中でリズムを刻むギターのプレイは、アグレッシブなバンドサウンドの中でも鮮明に耳に残ります。シンプルなコード進行を基にしたカッティングですが、バンドの勢いをそのまま表現するエネルギッシュなプレイが特徴的です。ギタリストにとっては、スピードと正確性を両立させる練習に最適な曲と言えるでしょう。


9. 2002年 Red Hot Chili Peppers – “Can’t Stop”

ジョン・フルシアンテによる独特なカッティングが際立つこの曲は、リフ自体が曲のアイデンティティとなっています。ギターの音が空間を埋め尽くすように響き渡り、他の楽器と緊密に絡み合っています。特に、右手のストロークと左手の指使いが絶妙に組み合わさったパターンが特徴です。この曲をマスターするには、カッティングだけでなく、フレーズをいかに滑らかに繋げるかが重要です。また、フルシアンテのサウンドに近づけるためには、アンプの設定やエフェクトの選び方も練習のポイントとなります。


10. 2002年 the band apart – “Eric.W”

日本のインディーズシーンで高く評価されるthe band apartの楽曲。この曲では、複雑なコード進行の中で緻密に構築されたカッティングが際立ちます。特に、メロウでジャジーな雰囲気の中にエッジの効いたリズムが巧妙に組み込まれており、非常に高い技術が要求されます。初心者にはやや難易度が高いかもしれませんが、この曲を通じてジャズコードや変拍子のリズム感を学ぶことができます。ギター一本でもその繊細さを表現できる曲として、演奏する楽しさが詰まった一曲です。


11. 2004年 L’Arc〜en〜Ciel – “READY STEADY GO”

日本を代表するロックバンドL’Arc〜en〜Cielの代表曲の一つ。イントロから勢いよく駆け抜けるようなカッティングが楽曲のスピード感を演出しています。Kenによるギタープレイは、緻密なリズム感と力強いストロークが求められ、楽曲の躍動感を引き立てています。この曲のカッティングを練習することで、右手のスピード感やリズムの正確性を磨くことができます。特に、ライブでのパフォーマンスでは、観客を巻き込むエネルギーを感じさせるギターが魅力です。


12. 2007年 東京事変 – “キラーチューン”

椎名林檎率いる東京事変が生み出した独特なポップロックの名曲。ギターは控えめながらも、絶妙なリズムとコード進行で楽曲を支えています。特にサビ部分でのカッティングは、楽曲の展開にドラマチックなアクセントを加えています。この曲では、ギターの音色やアーティキュレーションにこだわることで、楽曲の雰囲気をさらに深めることができます。カッティング初心者から中級者まで、幅広いギタリストにおすすめの一曲です。


13. 2011年 じん – “カゲロウデイズ”

ボカロPとして知られるじんによる、アニメ・ゲーム音楽ファンに愛される楽曲。ギターのカッティングは、デジタルな音の中でアナログ的な温かみを加えています。リズムギターが曲の疾走感を支えつつ、ボーカルや他の楽器を際立たせる役割を果たしています。この曲を演奏することで、デジタル音楽におけるギターの重要性を実感できるでしょう。また、右手のスピード感やリズムのキレを磨くための練習としても最適です。


14. 2014年 Mark Ronson featuring Bruno Mars – “Uptown Funk”

ファンクのリバイバルを象徴する一曲で、ギターのカッティングが楽曲全体のリズムとエネルギーを支えています。控えめながらも印象的なギタープレイは、特に16分音符の刻みやミュートのバランスが重要です。この曲では、ギターがどのように他の楽器と調和し、曲のグルーヴを構築しているかを学ぶことができます。また、ライブでこの曲を演奏すれば、観客を盛り上げるのに十分なインパクトを持っています。


15. 2016年 ポルカドットスティングレイ – “テレキャスター・ストライプ”

日本の若手バンドとして注目を集めるポルカドットスティングレイのヒット曲。ギターのカッティングが楽曲のリズムを支えるだけでなく、メロディラインとも密接に絡み合っています。特に、サウンドのクリアさとキレが重要で、プレイ中のダイナミクスやニュアンスを細かく表現する力が求められます。この曲を練習することで、ポップロックのカッティングスタイルを学びつつ、自分の表現力を高めることができます。


16. 2016年 VULFPECK – “Cory Wong”

ミニマルでありながら圧倒的なグルーヴ感を生み出すこの曲は、現代ファンクの最高峰とも言えます。タイトルにもなっているギタリストCory Wongのプレイスタイルが特徴的で、正確なリズム感と素早いカッティングが求められます。非常にシンプルなフレーズですが、音の粒立ちやリズムの安定感を出すのは容易ではありません。この曲をマスターすることで、カッティング技術の幅を広げ、ファンクギターの真髄に触れることができます。

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